バイコン ネットワーク フォーラム開催
バイコンインプラントの2年に1回のお祭りのような、フォーラムで講演をしてきました。
バイコンインプラントを初めて、6年目を迎えました。
1、ショートインプラントだから、できる特徴を生かした治療法
2、感染しにくいテーパーロッキング構造
3、デジタル化していく、その対応力
その3点を80名の参加者の方と確認をしました。
志賀先生(東京都開業)、多喜先生(滋賀県)、南里先生(福岡)、平山先生(米国歯科医師、JAPAN社長)の僕の5人の演者が
講演をしました。
僕を含む、5人の演者は、それぞれの目線で講義をされていたので、大変興味深い内容となりました。
志賀先生、多喜先生は、バイコンインプラントユーザーとして、歯科医師として、先輩にあたり、
上顎へのショートインプラントの使用に関する、長期予後に関する症例提示をいただきました。
インプラント体が、短いということは、欧米人と比較して、小柄で骨の厚みのない日本人に非常に適しており、30年を越える長期予後を持ち、今も部品の供給がされている
バイコンインプラントこそ、小柄で長命の日本人に適していると話がありました。
南里先生は、開業医は、大学病院と異なり、手術のリスクをとるべきではないということから始まり、インプラント治療のトラブルランキングに続き、
低侵襲性のインプラント治療計画こそ開業医、患者さんにとって有益であるとまとまっておりました。
短いインプラントを使用すると、複雑な上顎の手術を必要としません。
その分安全で、確実なインプイラント治療が可能になると、バイコンインプラントが開業医向けだという話をお聞きしました。
僕は、CT、CADCAMを使用した、ガイドサージェリーの有用性と3Dプリンターの可能性について話をしました。
最新のデジタルデンティストリーの恩恵が受けられる、安全手術の源、ガイドサージェリーその有用性の確認をして、
その後、アメリカで発売された最新ソフトウェアによって、企業間で連携が取れずに不自由していたガイドサージェリーの作製が安価で可能になってきた。と
3Dプリンターを利用した、新しい歯科応用の世界について語りました。
IT界では、AI(人工知能)、3Dプリンター、IoT など進んでいくことでしょう。
お金に関しては、スマホ決済なども念頭に入れておく必要があります。
今回のフォーラムを通じて、社会に求められる未来のインプラント像が見えてきました。
まだまだ、アナログの手技が中心となっています。
10年後も手術は、人間が行なっていくはずです。
10歳以上先輩の処先生方には、まだまだ若い先生には、負けられないと気を吐いている姿を見て、僕もまだまだ現役でやって行けそうなパワーをいただきました。
ただ、科学が進歩して「虫歯や歯周病のない世界」が将来 あるのかもしれません。
すでに、80歳で20本の歯を持つ人が、50%を超えているからです。
先のことは、分からず
東芝やシャープの経営が、怪しくなってきたように、大企業でも継続することの困難さを感じる昨今。
ハートフル総合歯科グループは、真の安定経営とは、『成長し、変化し続けること』だと思っています。
次は、AI、3Dプリンターだと感じて。
CADCAMなどデジタル化の最先端を走っております。
変化しつづけることこそ、成長、それが、経営基盤の安定に繋がるんだと認識しました。
「インプラント治療にイノベーションを」という演題が、今回のフォーラムでありました。
イノベーションは、歯科医師自身が気づかない欲求を創り出し、新しい需要を作りだす動きを言います。
まさに、インプラント治療の安全安心神話を実話に変える、イノベーションの可能性を示唆することができる、フォーラムとなりました。
2年後にも呼ばれるように、真摯な姿勢で歯科医療に取り組んでいこうと思います。
全ては、全国の患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義