「虫歯と歯周病の病因論」という本を読んで!
昨年、「むし歯と歯周病の病因論」という本が発売されて、僕とも6月に出会うことができました。
一般の本屋さんの店頭に並ぶ本とは、異なり、すぐに目に触れることがなかったというのが実態です。
アマゾンなどの通販サイトでも販売されていますが、たまたま、出版元が唾液検査をよく使っている歯科医院ということで送付してくださったので出会うことができました。
ハートフル歯科では、むし歯や歯周病の原因は、お口の中の細菌ですよ!と常々話しています。
新人さんも、4月からの新人研修で口を酸っぱくなるほどに「細菌感染だよ!」と教わります。
その内容を裏付ける本として、この『病因論』が発売されたことを嬉しく思います。
むし歯も歯周病も加齢変化と捉えている方が、多いと思います。
しかし、この本を読むと
『原因と対策を知れば、年をとっても歯は守れる』ということを知ることができます。
「むし歯や歯周病もコントールできる疾患」であると、終始書いてあります。
フロスの必要性、定期的なプロケアなど、その正しい意味を知ることで、他人ごとから自分ごとにお口の中の病気のことを知ることになるでしょう。
70Pほどの読みやすいサイズ、文章も少なめ、イラストを多用して分かりやすく書かれています。
この本は、ハートフル歯科でも推薦図書となり、多くのメンバーで共有されています。
この本こそ、「百聞は、一見にしかず」という意味でしょうか。微妙に違いますけど(笑)
僕が100回講義するよりも、本に書いてる方が説得力あると思います。イラストが頭に情報を定着させることでしょう。
(この本は、学術書でなく、一般書ですのでお間違えなく!)
この本は、アマゾンでも購入できますので、
「30年後も自分の歯を残し、美味しくお食事をしたい方」には、ぜひ 読んで欲しいと思っています。
全ては、全国の笑顔を大切にしたい患者さんのために・・・
下田孝義