3日目   超高齢化社会における、臨床研修医のあり方を学ぶ

厚労省の役人の方から、2025年問題、続く 2040年問題について、お話がありました。
東京都の場合は、今は他県方の流入があり、高齢化は、進んでいませんが。オリンピックを境に、2025年まで上昇し、その後高齢化は落ち着きますが、第二団塊の世代が高齢化する2040年に向けてもう一段階高齢化が進むと言う話がありました。厚労省からは、医療費は、GDPの2%を推移するので、医療費は、足ります。のような話をお聞きしました。
医療費の予算は、足りる?足りない?それは、日本の将来のことは、読めませんし、静かに進んでいるようにみえる移民政策、など見えざる手もあるように感じています。
そうすると色々と不確定要素が多いように感じます。

 

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2040年僕は、70歳になります。
現役で診療しているかは、分かりませんが。
生きている可能性は、あります。
65歳くらいになって、給料3割くらいに減らして、理事長職をしているかもしれません。

そう言う、歯科との関わりをなくすことができない状況の中でハートフル歯科の方向性について考えさせられました。
今回の研修では、病院歯科や訪問歯科を学ぶ先生が多くいらっしゃいました。
後期高齢者の存在は、すでに周術期医療(癌手術後のフォロー)、訪問歯科の部分で必要な存在になっていました。
多くの仲間は、すでに訪問歯科治療を行なっております。
厚労省の政策を鑑みると、やはり 無視できないと感じてまいりました。
社会貢献として、地域の方の困りごとを見逃さない為にも、もう一度考えたいと思いました。

今から、10年間は、良いかもしれないけれど。
その次の10年は、働く人がいなくなり、三鷹の街の昼間人口は、高齢者ばかりになってしまうのだろうか。
ふとそう考えた。

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医療費の増減、過不足の問題は、見えないが
人口の減少は、明らかだ。

マイナス1歳の虫歯予防に始まる、ハートフル歯科の医療も現在は、医院に通える高齢者に限って行われています。
通えなくなった方は、いつの間にか、拒否していると同じことが起こっています。
色々な人のニーズをお聞きして、各医院ができて来ました。
今回の学びは、「喰わず嫌い」の僕にもう一つのお仕事をくれた気がします。

シームレス(いつの間にか年をとっていく人間には、急な変化は、ない。)の流れの中で、各世代に「自分が受けたい医療を提供したい。」と思っています。
後期高齢者への医療を見直していきたい。
そういえば、今回の研修で思いだしました。
30代でケアマネージャーの資格をとったことを。

ペーパー免許になってしまいましたが、当時 往診をやっていこうと思っていたことを思い出します。

未来を見据えて、前に進んでいこうと思います。
地域に密着する、三鷹にこだわるハートフルらしい歯科医療について、考えていきたいと思います。

4日目は、まとめの内容でポートフォーリオからの振り返りをしていきました。

下田孝義

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科