キッズに行くようになって、色々と見えててくるものがありました。メンバーと共有しています。

先週は、定期的なバイオフィルムの除去やシーラントの大切さをどう伝えるか。について考えさせられました。
そこで、院内ポスター作成に入りました。
もうすぐ、掲示されます。

3−5才のまでの生え変わり準備として、食育の話も出来るようになりました。

今日は、2−5才の子供達には、パナリングを使ってもらおう。という話をしました。

乳前歯に隙間があると、大人の歯並びがキレイになること。ご存知ですか?
うちの子供(幼児)は、すごく歯並びが良いとお思いの保護者の方には、「誤解」です。
子供の歯よりも大きな大人の歯が生えてくるので、顎がその分成長して幅を確保しておかないと歯並びは、悪くなってしまうんです。
幼児の歯並びは、隙間があった方が良いと知っていましたか?

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顎の成長は、どうやったら起こるの?

骨の成長に必要な要素は、
①栄養
②睡眠
③運動刺激
と言われています。

栄養と睡眠が足りない子供は、日本には、いません。そこで、運動刺激こそ成長に必要な要素と考えてください。
思春期の子供達が運動に励んで、大きく成長する事は、有名な話です。
思春期は、第二次成長期です。
あんまり、話題になりませんが、第一次成長期は、0〜6才までなんですよ。
赤ちゃんが倍々に大きくなっていく、それは成長期だからです。^_^

顎の成長に関しては、6才までに80%の成長が終わります。

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だから、歯が生えそろった2〜3才以降は、しっかり顎の成長を促す「運動刺激」をさせる事が大切です。
1.「食育」:大きめに野菜を切って前歯を使って食べる。食感のある、ゴボウやレンコン、タケノコなど和風の煮物よ頻度を上げる。など食生活から、噛む刺激を与える。
2.パナリング:筋トレのイメージです。
毎日少しづつパナリングのチューブを噛む事で刺激を与えていきます。

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どちらかをやってもらいたいと思います。
ただ、今の子供達の好きな食生活は、カレーやシチュー、ラーメンなので噛む刺激を増やすことは、難しいかもしれません。

歯並びを語る上で、顎の大きさと歯の大きさのバランスが大切な事は、下図でご理解いただけると思います。

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イスは、顎
人は、歯のイメージです。

太った子がいると狭くなる。イスが小さいと座れない。。という事です。お分かりいただけると思います。
そこで、成長期にしっかり刺激を与えてイス(顎)を大きく育てましょう。という考え方につながります。

6才になると、前歯はグラグラしてくる子も出てきます。グラグラしてくると、痛くて噛めなくなります。成長期には、個人差もあるので、半年使って効果がみられなければ、「歯並び」に関しては、小児矯正が、必要になってきます。

2〜6才のお子さまをお持ちの保護者の方には、適切な時期に適切な刺激を与える。結果、顎は、成長して歯並びを良くする効果が得られます。
(小学校低学年の子の歯列不正は約40%と言われています。)

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2〜6才のお子さまをお持ちの保護者の方には、是非「パナリング」を使ってもらいたいと思います。
パナリングは、しつけと同じで毎日少しづつ行って欲しいです。子供達も嫌になっちゃいます。

お風呂でカミカミ!
テレビ見ながらカミカミ!

チューブに穴があくほど噛んでくれたら

合格です!

がんばろうカードにカミカミしたら、シールを貼って家族で褒めてあげて下さい。

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カードが、シールで埋まったら、見せてくださいね。プレゼントを差し上げます。
半年続いたら、矯正院でチェックを受けてもらいます。術前、術後の写真で、成果を確認してもらいます。

昨日、見つけた。
カミカミガールの写真です。
やる前と比較して、真ん中に隙間が空いているのがわかります。

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たった、4ヶ月で効果が、現れています。

毎日の少しづつの積み重ねで、顎は成長していきます。
頑張ろう!パナリング
「カミカミボーイ」「カミカミガール」の誕生だ!

全ては、子供達の笑顔の為に・・・

下田孝義

 

 

 

 

 

 

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科