ある歯科医師と話していたときのことです。
「何が来年、流行るのか?」と質問されました。

僕は、無難に「CADCAMじゃないですか。」保険制度で後押しされていますし、保険金属のパラジウムが高沸しているので、行政のCADCAM推しは、もっと進むと思いますよ。と伝えました。
材料も良くなって行くことで、適応範囲も増えると思います。
今は、すぐに外れたり、割れるのであまりハートフル歯科では、お勧めしていませんが。と答えました。

また、CTだけでなく、このCADCAMやマイクロなど高額な設備投資が増えて来たので、若い先生などは、「共同経営」が良いと思っています。
年中無休、夜間診療などの勤務体制をお互いに保管しあい、歯科医師確保・退職のリスクを担保する、高額な設備投資のリスクを稼働時間を増やして解消する共同経営は、メリットしかありません。
仲違いせずに、その体制を続けるのは、難しいと思いますけど。「絵に描いた餅」かもしれませんけど。
同級生には、先輩とやって失敗した分裂した例があります。
しかし、三鷹には、内科でそういう体制の先生がいらっしゃいます。また、大学の友人で兄弟で、うまくやっている人がいます。

 

その話を聞き、ひどくがっかりしていました。

察するところその院長は、「審美歯科」や「ホワイトニング」のように
簡単に儲かりそうな話を聞きたかったのか?
具体的な診療項目の中で、流行るコトが聞きたかったのでしょう。

何でもいいから、当てずっぽうで答えるのが良かったのか…
答えは、分かりません。

その歯科医師の先生が昔から歯科医院を経営していて過去の経験で完全「当たりくじ」のような物があったのでしょうか?
その方特有の経験から、話をしていたのでしょう。

いつもクンクンと「何か」ないかと「嗅ぎまわる犬」を見ているのようにも感じて
あまり気分が良くなくて、しっくり来ないものがずっとあったのですが、
先日のこのことがあってから考えてみた結果、やっとその正体が分かりました。

『違和感の正体』

わかってみれば簡単なことでした。
要するに『何でも良い』んですね、患者さんにウケれば。
もっと悪くいえば『儲かれば何でも良い』かもしれません。
いわゆる『ネタ』を探している。「儲け話」を探しているようなことだったのでしょうか?

 

 

歯科医師も意外と、そんな感じの人もいるんです。あんまり、会話が弾まないので、早めに撤退します。

 

色々な人に遭遇しますが、歯科医師は、本業をしっかりと。
歯科医業を夢中にやるのが良い働き方だと思っています。

患者さんが、30年後にも笑顔を通ってもらえる医療を提案し続けることが一番大切だと思っています。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科