こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
前回は研修先として、「大学病院、開業医」の2種類があることをお伝えしました。

その分類に加えて研修施設には、「単独型、管理型」の区分もあります。
聞き慣れない単語だと思いますので、今回はその区分について説明させていただきます。

同一の研修施設に1年間勤務するのが単独型、
1年間のうち3ヶ月以上外部の研修先に出向するのが管理型となります。
例えば所属は大学病院だが、半年間外部の開業医に研修に行く場合は管理型となります。

大学病院だと基本的に、単独型、管理型の両方から選ぶことができます。
例えば私の母校の新潟大学にはAコース、Bコースと呼ばれる2つのコースがあります。
Aコースが単独型、Bコースが管理型に当てはまります。

大学ごとに、外部に研修に行く期間は異なります。
私の知り合いは東京の歯科大学で研修を受けていますが、
8ヶ月大学病院勤務+4ヶ月開業医勤務、
その逆の4ヶ月大学病院勤務+8ヶ月開業医勤務(4ヶ月ごと2施設)
のようなプログラムで研修を行っています。

ハートフル歯科の研修システムは管理型に当てはまります。
1年間のうち9ヶ月はハートフルで、3ヶ月は外部で研修を受けることになります。
私は5、6、7月の3ヶ月間を外部の一般開業医で、
10月中の2週間を鶴見大学歯学部口腔外科にて研修を行いました。

今後変更があるかもしれませんが、現時点のプログラムは以下のようになっています。


(引用:ハートフル歯科 ホームページより)

管理型の良さは、外の世界を知ることができることです。
1つの施設のことだけしか知らないことは、良くも悪くも盲目的です。
外部に行けば出向先での人間関係も構築することができます。
研修同期やその施設の指導医など、今後の歯科医師人生でも持っておきたいつながりかと思います。

以上のように、研修施設には区分がありますので、頭の中に入れておいてください。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科