歯科医師臨床研修「技工士ミーティングで3Dプリンターを学ぶ」
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
本日は、院内で行われている勉強会の様子をお伝えします。
ハートフル歯科では月1回のペースで技工士ミーティング、衛生士ミーティングというものが開催されています。
それぞれ技工士さん、衛生士さんのためのものですが、興味があるドクターは参加可能です。
昼休みの時間を使って行われており強制参加ではないため、自主的に参加するものになっています。
技工士さんがマテリアルについて紹介してくれたり、衛生士さんが歯磨剤について話し合っていたりする場に参加することはとても勉強になりますので、私も参加させてもらっています。
4月の技工士ミーティングでは、3Dプリンターについて学ぶことができました。
3Dプリンターって歯科医療に関係しているの?と思う方もいるかもしれません。
私も学生の時はなんの知識もありませんでした。
歯列模型
テンポーラリークラウン
矯正用のマウスピース
インプラント用のサージカルガイド
歯牙移植治療で用いる歯牙レプリカ
などなど、様々な物を作り出すことができます。
口腔内の印象を寒天やアルジネートで採った場合、印象材の変形や、その後の石膏の重合収縮などがあることはご存知かと思います。
それがデジタルになれば、わずかな誤差も少なくすることができます。
また、3Dプリンターで作るものは全てパソコン上でデザインするため、データが保存されることになります。
もし3Dプリンターで作成した技工物が壊れてしまっても、すぐに同じものを再製することが可能です。
すべての治療がデジタルで行われるわけではないですが、今まで当たり前のようにアナログで行っていたことを、新しい技術で応用することで、患者さんのQOLをあげることができるようです。
ハートフルの技工士さん方は、最先端の技術を取り入れていく姿勢のある方々で、とても勉強になりました。
また5月にもミーティングはあると思いますので、次回も参加させてもらう予定です!