こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。

4月のゴールデンウィーク連休前に、診療日の午後のアポイントを締め切って、全体研修を行いました。

研修医を含めた新入社員のみなさんが入社して1ヶ月が経ち、新生活や仕事にも慣れてきたタイミングでの開催でした。

今回は研修を受けての感想を、若手目線で書かせていただこうと思います。

本日の全体研修は、理事長からの「予防歯科」のお話と、臨床研修指導歯科医である野田先生からの「保存的治療」についてのお話を聞くことができました。

 

・ハートフルの予防歯科

学生の皆さんも日本人の齲蝕の数が減っていることはご存知だと思います。それは予防歯科が発展してきたからであり、今後もさらに深めていくべき分野です。

当院では、患者さんに口腔内の意識を高めてもらうツールの1つとして、「SMT唾液検査」を行なっています。

これはLION社の製品ですが、ハートフルでは昔から使用しています。

理事長からは今回、そのあり方を見直そうと提案がありました。

患者さんのデンタルIQを高めることで、スムーズなコミュニケーションを図ることができます。

SMT唾液検査をどのタイミングで勧めるか、その結果をどう日々の診療、メインテナンスに落とし込むか、について話し合っていかなければいけません。

今後、衛生士ミーティングなどでも話し合い、ドクター、衛生士さん、歯科助手さんを含めて同じ方向を向いて予防歯科に取り組んでいければと思いました。

 

・ハートフルの保存的治療

「歯を残す」ことは私たち歯科医師も、患者さんも望んでいることです。

教科書的には抜歯適応の歯牙でも、臨床ではそれを保存する方法があります。

「歯冠長延長術」「外科的再植」「エクストリュージョン」「歯牙移植」はハートフルで頻繁に行なっている保存的治療です。

今回の研修では、新人さんや歯科助手さんにも理解してもらうために、野田先生がお話をしてくれました。

歯科医師だけでなく、スタッフ全員で知識の共有をすることができました。

それぞれがどういった治療かについては、詳しくまた別のブログで書く機会があればと思います。

私はまだそういった治療をすることはできていませんが、先輩の先生方から教わっていきたいと思っています。

今回の全体研修を踏まえて、5月からも歯科治療に励んでいければと思います!

医療法人社団徹心会ハートフル歯科