歯髄再生治療が始まる日！
１、歯を磨かないからむし歯になって穴が空いている→むし歯治療
２、天然歯がむし歯になり、神経(歯髄)近くまで及んでいる状態です。神経が死んでしまいます。→神経治療
３、むし歯を処置したのですが、金属の隙間からむし歯に感染し神経が死んでしまいました。→神経治療
４、神経の処置をしたのですが、銀歯が外れてしまい放置され、根尖にまで感染が及んでいる状態です。(根っこが膿んでいる。痛みや腫れ、歯肉にニキビのようなものができている。)→再神経治療
５、むし歯で痛みがあって神経治療を処置したが、途中で放置し歯が折れてしまった状態です。→抜歯
どの状態でも歯は正常の状態よりもどんどんと悪くなっています。
歯の健康は、一生をかけて失われているだけです。
歯科治療は、坂道を転げ落ちるようなのでしょうか？
歯髄の問題は神経治療した時から不可逆性の問題と大学時代に習いました。
歯がなくなってもインプラントの技術が進み「噛み合わせ」は回復します。
むし歯はセラミック治療の技術と接着が進化し「代用歯質」として回復します。
むし歯が原因で神経を除去したとしても「歯髄再生」で回復します。
最高の根充材は歯髄だと習い、むし歯予防して歯髄処置をしないで済むためにむし歯予防、歯周病予防が一番だと思ってきました。
しかし、歯髄が回復時代になり全ての価値観が変わり「歯髄再生」による回復こそB E S Tな選択肢が揺るぎない治療法となると思います。
歯科治療は、対症療法の塊だと大学卒業以来教えられてきました。
なので根本治療というより疾病予防が大事です。
年齢問わず歯科治療で悩む方々にも「救う道」が見えてきました。
もちろん費用の面に問題はあると思いますが。
歯髄は失ったらおしまいだと思い、VPTという歯髄保存両方が世に出てきた時に感動しました。
時代は進みました。
今は全ての症例に適応ではないにしろ歯髄が蘇る時代となっています。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義
