Dr.Bindl 講演を聞いて。
先日、シロナデンタルシステムズ株式会社汐留本社にて行われた、Dr.Bindlのセミナーにドクター4名と技工士2名で参加しました。

ビンドル教授はスイスのチューリッヒ大学のインプラント科の教授で、大学の近くで開業もされています。昨年の秋に僕がチューリッヒを訪れた際にもお会いしている、セレック開発の世界の第一人者です。

今回、震災後の日本にわざわざ来て下さり、我々にセレックの将来や、インプラント、CTとの融合に関して最新情報を教えて下さいました。

世界ではもう一歩、医療が進んでいました。丁度一年前に習った内容でさえ変化していました。 そこで学び皆様にお話ししておきたいことがありました。

Cerec Meets Garireos(インプラントシュミーレションシステム) 【詳しくはこちら】 に関して。

骨、歯肉、理想の歯の3種類の情報が融合されている、このようなソフトウェアは、「他社にはない素晴らしい物で、大いに活用してほしい」と言う内容で始まりました。そう、ビンドル先生は、全ての症例でシュミレーションをしていました。

それは、なぜか!

治療内容のの説明がしやすい。だから、別途必要な追加内容の手術費用の必要性が示しやすく、同意を得られやすい。今時ですので、見える、分かりやすい、説明しやいソフトは、患者さんを安心させることができます。術前の治療説明に欠かせないそうです。

ハートフル歯科でも、現在全てのインプラント診断時に、CTの画像だけでなくインプラントシュミレーションでプランニングしてから、ドリルの位置、方向を決めます。その距離を測りながら埋入するときれいな被せ物が出来上がります。2㎜の初回のドリルだけ使用すれば良く、その後はフリーハンドで埋入するほうが良いとおっしゃっておりました。

アナログのオペを残し、シュミレーションに頼り切ったことによる事故を防止する。 そう、僕が現在行っている手術術式は、まさに現在のハートフルの術式と同じでした。

それを聞いて、安心しました。シュミレーションでのインプラントの植え込み手術の術式とは多少異なるのですが、僕と同じ考えをビンドル先生がお持ちだったことに驚き、自分自身の考えている内容も一致しており、大きな収穫となりました。

これから、即日インプラント、即日ジルコニアアバットメント、即日仮歯など、ハートフルでは手術当日になんでも進めるような流れを作り、行っております。

世界の最先端の臨床家と同じような考えに至っていたことに安心しました。今後もメーカーの推奨するものだけにとらわれるのではなく、患者さんの笑顔のために「ほんものの医療」を求めていこうと思います。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科