新東京歯科技工士学校 Dental Expo 参加
歯科技工士学校の文化祭に参加してきました。
学生さんの作品展や特別講義など聞いてきました。
学生さんが自由に作品を作る作品展には、多くの学生さんがセラミック作製をしておりましたが、時折、矯正装置やemaxという特殊なセラミックの作品なども見受けられました。
歯科技工士さんの仕事は、歯を作るだけでなく、矯正装置を作るなどもその範疇とされています。
学生時代の多くの授業が歯の作製や入れ歯に関する授業に割かれます。
その中で最新の素材emaxや矯正装置に着目している学生さんがいたことに驚き、作品展の優秀賞への投票がありましたので、1票を投じました。
僕は、「みんなが右向く時には、左向き」
天の邪鬼の性格です。
「CADCAMなんてまだまだだよ!」という時代にCERECを始める。7年が過ぎ、8年目を迎えています。
「500万以上するマイクロスコープなんて、歯科で普及しないよ。」という時代に、開業時より使用し10年が経過しました。
現在、世界中でCADCAMが使用され、マイクロスコープが日本を含めて一般的に歯科治療に使われはじめました。
時代が追いついてきています。
そんな性格を持つ、僕ですので、優秀賞を決める僕の判定基準は、特異性、とオリジナル性。課題を選んだ時に決まってしまう部分での評価。
いつも天の邪鬼、そんな選択基準を持つ参加者がいてもいいはず。
みんなと少し違うことをやってみる。
そんな学生さんに興味を持ちました。
今回のDental Expoに参加した目的は、3シャープ社のデンチャーデザイナーの講演を受けることを目的としています。
たんなる文化祭の内容では、なく 一般的な歯科医師にも必要な最新情報が公開されていました。
歯科技工士会の企画だったようです。
従来の非常に複雑な工程を経て作られる、金属入れ歯のフレームが非常に簡単にパソコン上でデザイン可能になりました。
サベイヤー、耐火模型など全て必要なくなりました。また、適合精度も高まっています。
経験測の部分も減り、若い技工士さんにも非常に操作しやすく、技術の上達が見込める最新のソフトウェアの講演でした。
ハートフル歯科では、まだ 導入されていない最新ソフトウェアとなります。
ハートフル歯科は、義歯の症例が少ないのと、松風のSWAVEでは、まだ追加のソフトとして発売されていないからです。
今日は、GC社から発売されているソフトだったので講演、実習などが受講できた運びとなりました。
学生時代にこんな最新ソフトの講義に参加している生徒さんは、恵まれているなぁと思いながら、チャンスを生かしてほしいと応援する気持ちになりました。
今度は、ハートフル歯科でも導入検討していこうと思って帰宅しました。
大変勉強になりました。
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義