平成30年度 臨床研修医 プログラム責任者 講習会 参加してきました。2日目
2日目 8時半集合、21時解散 12時間半の拘束。。
この研修は、働き改革を訴える。厚生労働省主体の研修だと、いうところに、ちと違和感があった。
12時間半の拘束は、腰を悪くする。とおもった。
今日の一番の学びは、「部下課長ゲーム」です。
「ネタバレは、させないでください。」
と言われたので書きませんが、1.仕事をする際に情報伝達の大切さと2.共有の目標を持つことの大切さを
ワークを通じて理解することが主眼となったゲームでした。院内では、医院理念の共有が一番大切だと話しています。院内でプレゼンをする機会があれば、そこでも毎回話しています。
「痛くない・削らない・抜かない」予防重視の歯科治療
家族の受けさせたい 医療 自分の受けたい 治療
文章に書いて見せるだけでなく、HPに記載するだけなく、研修の際、若手に指導する際にも繰り返し「医院理念に従って・・・」を発するようにしています。
新しい何か機械を導入する際にも、医院理念に合う形で・・
この処置は、自分にもやってもらいたい治療で良いのか??確認します。
そうやって指導しています。これからの指導者としても、ぶれずに前に進んでいきたいと思います。
部課長ゲームの中では、部長は、課長、平社員への必死に情報を伝えようとします。しかし、情報は、伝わっていきません。
ゲーム中には、その伝え方、確認方法、上司からでなく部下からのアプローチなど大切なことが課題として浮かび上がりました。
共通の目標設定を全員に伝えること。誰にでもわかる言葉で、はっきりとこうして欲しい、ああして欲しいと指示を出す。
理解できたかどうか確認する。
そこまでやって初めて組織として動き出すことを学びました。
プログラム責任者として、組織を動かし、1人前の研修研修医を預かり、育てていくに当たり、今日一日の講義を通じて、話し方、接し方も含めて学ぶことができました。
理事長は、歯科医師・経営者・教育者として、常に、患者さんからだけでメンバーからも評価されています。
決して雇っているのでは、なく。
働いていただいている。その謙虚な気持ちを持つ大切さを改めて考えました。
臨床研修指導医と指導施設や指導医とのトラブル事例から学ぶこと
臨床研修医と指導医は、上司と部下の関係 そう
研修と称して、勉強に来ている側面がないわけではないが
「臨床研修医は、労働基準法に基づく守られた労働者である。」という言葉が響きました。
徒弟制度の中で、「学ぶ」よりも「技術を盗む」と習った時代。
「お給料がもらえるだけ幸せだろ!」と怒られた記憶が明確です。
怒られながら学ぶ。
こずかれながら覚えた。
時代は、変わりました。
働き方改革は、研修制度にも影響を及ぼしている。
しかし、医療の現場を考えると
将来に夢を抱いてもらい、その為には自己研鑽は、必須であること。いつの間にか、仕事ができるようには、ならないということ。
止まることのない生涯学習が必要であることを理解してもらいたいと思っている。
権利を主張する、労働者の立ち位置でなく、社会奉仕を基本とする医療人としての気質を持ってもらえるよう、行動変容を起こさせるような話し方、接し方を我々指導医が、身に付けることが課題であると考えました。
その為には、必要なこととして、双方が話すことだと教わりました。
「理想の指導医像」を話し合いました。
1、1−3までなく、1−10まで教えてあげる。
2、子供でもわかる言葉で説明する。
3、許す力
4、責任を取ってあげられる技量
5、「怒ると叱る」の違い。
愛情を持って接する。
6、人によって態度を変えない。
7、暴力は、ダメ!
8、話を聞いてあげる
9、知らないことを責めない
10、ほめる。はげます。
若い子たちの声に耳を傾けたいと思います。
診療時間で話すことが少ないけれど、飲みニケーションなどと言っていましたが、今はもうそう言う時代じゃないんですね。
僕の診療時間を変更します。
金曜日の午後を休診とします。
診療以外の業務に携わろうと思っています。
13年、今年の決算を終えて、今までは、ほとんど医療人、どんぶり勘定の経営者、教育は、人(メンバー)任せ。
経営部分は、弟が税理士なのでお任せしています。
それでは、医院全体で良い医療をできるようにならないと気づきました。
教育や経緯者としての時間を設けていきます。
今回の研修をこれからの糧としていきたいと思いました。
下田孝義