2歳半の子供の指しゃぶり
金曜日は、キッズの日
もう一年が経過しています。
お母さんの顔もかなり覚えてきました。子供達は、ドンドン大きくなっていきます。
子供の成長は、早く、しばらくみないうちに歯が抜け変わったりしますね。
昨日は、歯が生えそろい、定期的にバイオフィルムの除去のために、通院してくれている2歳半の女の子に出会いました。
可愛いですよね。
まだ、数回しか通院していない様子、カルテも1枚目でした。^_^
ぼくも初見です。いつものようにまずは、ご挨拶、様子や顔つきをチェック。
そのあと、「むし歯がないかなぁ」とお口の中を見ます。最後に、カチカチしてもらいます。
2歳半だとまだ、言った通りには、してくれない。「はい、噛んでー」というと、アイーンと反対咬合にしちゃう。アレアレ??
なんて心で思う。
何回かやると、思い通りに噛んでくれます。
(ホッ)
あれ?
前歯が噛んでいないぞ?
「普段、なんかカミカミしていませんか?」
「実は〜〜」
この子、夜寝る時に指をしゃぶっているんです。
「実は、話」が大切なんです。
やっぱり!
親指を見る。
??なんの跡もない。
アレアレ??
「どの指ですか?
やってみて。」
すると人差し指と中指でした。
「どうして、分かったんですか?」
とお母さん
「見てください。前歯が噛んでいませんよ。鼻の下あたりが骨格的に少し出ていますよね。」とやんわり説明しました。
歯並び予防の為には、4才くらいにはやめて欲しいですね。と説明しました。
ただ、骨格的にもう影響で始めていますよ。と。
子供の心の成長を待ちながら、ゆっくり説明してあげて欲しいです。大人でやっている人は、いないのですから。
指しゃぶりなどの悪習癖は、歯医者さんで見つけられるます。入り口は、むし歯予防で、良いと思います。しかし、通っていくうちに、実は話が出てきて、歯並び予防の為に必要な、知識が習得できます。
歯医者は、むし歯予防だけじゃないんです。
「むし歯予防と歯並び予防 」の両方を担っています。
そのことをもっと知ってほしくて、本を書きました。もうすぐ出版されます。
すべては、子供達の笑顔のために・・・
下田孝義