歯育て本を出版して、10ヶ月が過ぎ。

なんと 「重版」が決定しました。5000部印刷したのですが、在庫が100部しかなくなってしまったそうで。編集者の方から、連絡を頂きました。(喜)

重版とは、売れ行きの良い本にしか与えられない、名誉あるものです。

この初版本は、原書にあたりそれもある意味価値が出てきます(爆)。それは冗談です。

僕は、本屋の息子として生まれました。

出版される本のほとんどは、初版で終わり。紙屑のように扱われていくのが日本のルールです。
大手出版社から年刊数千冊が、発行されます。現代書林でももちろん数百冊発売されることでしょう。
初版の部数は、ほとんどその編集者の経験値で決まり、無駄のないようにコントロールされます。それを越えないと重版は、かかりません。

そういうことを子供の頃から、聞かされていたので重版と聞き、嬉しくて両親にすぐに報告をしました。

初版の際は、今は亡き父親が喜びながらも「初版だろ!」と笑っていました。重版がかからないとたいした本じゃない。という意味です。

その2ヶ月後に亡くなるんですけど、

重版がかかり、さぞかし 今なら喜んでくれると思います。

「本を書くこと」
本屋の息子として1番の親孝行かなと、30才くらいから思っていました。

その頃の院長が本を出していたからです。僕も・・・
思い返すと新卒の時にお世話になった先生の背中をいつも想像している気がします。学界で会うたびにご挨拶をさせてもらっていました。
コロナの影響で、しばらく会えていませんね!

卒業して23年が、経過します。
まさか小児歯科の本だとは、思いませんでした。
患者さんもビックリされています。

意外とそのルーツは、あるんですよ。
ハートフル歯科では、10年前に小児歯科医院を作ったり、鶴見大学小児歯科講座の社会人大学院生だったり。
僕は、子供たちが大好きです!

夢叶い 重版もかかり、すごく嬉しかったので!
皆さんに報告させていただきます。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科