「15年前の捨て配線が、今 生き返る。」

15年前に自動ドアと土間を開業時に作った!
デジタル化する診療室を考えていた。
どんな「tool 」が未来に出現するかは分からなかった。まだ、CT  や CADCAM もない時代。

土間を作った時に、LANなんて、いらない。玄関にLANなんて昔は、必要なかった時代。
下田ビルの工務店や内装業者さん、みんなに反対された。

下田ビルは、どの部屋を使ってもLANが、すぐに通せるようにCD管が、入っている。そんなビルは、ないと言われた。しかし、みんなの反対を押し切って、ビル内LANの基礎を構築した。どーしてもやって欲しいです。と懇願した。

確か、訳わからないけどLANを通してくれと懇願した。父親は、そんなものいらないと言った。
スゴイ頼んだ覚えがある。

診療室の床下は、50cm上げてある。そこは、後から自由に配線が可能となっている。
しかし、ビルの縦方向の配線や、土間の下は、コンクリをうつので後からは、無理だった。
15年前に今を予想することは無理だろう。

あらゆるデジタル機器が、歯科医院に入り込み 進んでいく。
15年前の記憶を辿る。

今は、インベーダーゲームが置いてある。
見えない場所で、ほとんど触らない場所だ。

インベーダーをどかしてみた!

しゃがみ込んで、見た!
20番 これは、LANの受け口だ。

「やったー!」
ハブに刺さっているか、確認しなくてはならない。

何を置くのでしょうか。

自動精算機です。
こういうのって、20年前は、予想してませんでした。コロナの影響で、一気に進むであろう 「キャッシュレス」社会に対応すべく、インベーダーは、自動精算機・置き場に変更されます。

自動精算機導入に向けて、打ち合わせにこばやし歯科に行ってきました。

当時、ビル内LANなる、造語を作り。嫌がられながら下田ビルを作る際には、CD管を通しまくった。

201は、控室兼、事務所 として、ネット環境をつないでいる。
203は、技工室。CADCAMデータを一階の診療室とで共有します。
205は、男性控室として、休憩時間にメールやLINEに使われています。
206は、YouTube撮影場所としてビル内ネットワークに組み込みます。

ビル内を走るLANは、未来の歯科機材、電気製品がインターネットの世界に通じる入り口として、活躍の場は止まることがありません。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科