今回の韓国訪問は、単なる美容医療体験ではありません。

私にとっては、

「口元美顔を日本の歯科医療へ取り入れられるか」

を考える研修でもあります。

歯科医院は「歯を治す場所」というイメージが強いかもしれません。

しかし患者さんが本当に望んでいるのは、

「噛めること」
「健康であること」

だけではなく、

「若々しく、自信を持って笑えること」

でもあります。

今回受けたのは、

・痛み止め点滴
・表面麻酔
・ウルセラ(HIFU)
・GMAPENによる水光注射

などです。

特に印象的だったのは、ウルセラの考え方でした。

昔は「強く照射するほど効果がある」と考えられていたそうですが、現在は違います。

リアルタイムの超音波画像を見ながら、皮膚の厚みやSMASの位置を確認し、その人に合った深さへ正確にエネルギーを届けます。過剰に熱を加えるのではなく、必要な場所だけに刺激を与えてコラーゲン再生を促すという考え方です。(Ultherapy)

この話を聞いて、私は歯科医療と非常によく似ていると感じました。

昔のインプラント治療は、パノラマレントゲンや経験をもとに行われることも少なくありませんでした。

現在はCTで骨の厚みや神経、上顎洞を確認し、患者さん一人ひとりに合わせて、安全で精密な治療を行う時代です。

つまり、

「強く治療する」

から

「正確に治療する」

へ進化してきたのです。

美容医療も同じでした。

見えないところを見える化し、

必要な場所へ、

必要な刺激だけを与える。

その結果として、身体本来の再生能力を引き出します。

私は以前から、

「口元は、その人の印象を大きく左右する」

と考えてきました。

歯並び。

歯の色。

口元のバランス。

そして、顔全体の若々しさ。

これらは別々ではなく、一つにつながっています。

歯科医師だからこそできる「口元美顔」があるのではないか。

今回の韓国研修では、その可能性を強く感じました。

これからは歯だけを見る時代ではありません。

口元から笑顔をつくり、

笑顔から人生を変える。

そんな新しい歯科医療を、日本でも実現できるかを考えながら、今回の学びを医院へ持ち帰りたいと思います。

下田孝義
医療法人社団徹心会ハートフル歯科