研修3日目 今回のツアーの世界最新歯科治療の紹介
イボクラ社の新製品 Emax CADONの 講義を受けて!

セラミック(俗にいう、白い歯)治療の中でEMAX(イボクラ社のセラミック材料)は、従来の審美ホテツの常識 メタルボンド(従来のセラミック)を凌駕する強度と審美性、生体親和性を持っています。
・強度は、メタルボンドが破折強度80―120Mpaなのに対して、Emaxは、360-400Mpaとなっています。3倍以上の強度を誇っております。
・審美性とは、金属フレームを一切しようしないために、メタルカラー マージン部の変色や、メタルタツ―がない。歯牙の高さや方向など条件が厳しくても、オペーキーが出ない。透明感が残り、しらっちゃけない。
明度が高く、ステインでの演出が幅広く行えます。
・生体親和性とは、どれだけ人の体になじむかですが、従来の白い歯は、強度を増す為に金属が必要とされます。そこで、歯肉との間に炎症が起こりやすい状態だったのです。それが、なくなりました。また、メタルフリー診療になり、金属アレルギーなども引き金にもならない治療になりました。

しかし、短冠での使用が主でした。EMAXプレスでも前歯にしか適応がありませんでした。
そこで、ジルコニア(白い、生体親和性の高い金属 900Mpa以上)フレームの上にEMAXを被せることで 強度の高い、大臼歯にもブリッジが可能になり、審美性も高く、ハセツやチップしない大臼歯のブリッジが可能になりました。

ドイツ国内向けに10月29日に新発売した、EMAX CADON を日本人グループとして初めて、講演を聞き、紹介され、作製の仕方を学ぶこともできました。
世界的にもインプラントが全盛の時代ですが、全身疾患や手術が怖いなどの理由で、インプラントができない方も多くいらっしゃいます。
大臼歯で大きな咬合力がかかっても問題が起こらず、強度が高い、ハセツやチップしないしかも、うつくしいブリッジが可能になるそうです。

技工関係のものなので、厚労省の認可も通りやすいと聞いております。
来年の夏にでも日本で販売が開始されるとすごく、多くの方に福音をもたらすことでしょう。

今回のEmaxの講義を受けて、2010年ハートフル歯科のセラミック治療は、エビデンス(研究結果)に基づいたものに大きく変化していきます。

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科