2011.1.8
新年が始まり数日が経過しております。
ハートフル歯科は、5日からの診療でしたが 休み明けもあり、忙しく過ごしています。
毎日、患者さんに来ていただき、今年もホッとしています。
昨年も不況と歯科医院の増加のあおりで、歯科界は、暗い話ばかりが増えていましたから。
「今年も普通に始まったんだなぁ。」と  胸をなでおろしました。
暗い話も嫌なので、歯科界と患者さんに明るい話題を。

 
年末にインプラントのジルコニアアバットメント研修会に参加してまいりました。
昨年11月、ドイツで研修してきた物に日本でも認可が下り、発売にいたった経緯から 注目度や日本の歯科医師の先生方の見解を確認する目的での参加でした。
 
私は、生体親和性、審美性、強度が高い、ジルコニアに注目して海外研修にも参加してまいりました。今年は、ジルコニアアバットの正式認可を受けて更に臨床応用していけることに感動しております。それは今回の研修会に参加された先生方の総意でもありました。
従来、大手メーカーに依存していたため、作製費用が通用の倍以上かかり、患者さんへの費用負担を軽減することが難しい状態でした。
しかし、一昨年 セレック3の導入から、セラミックの作製コストを下げることが可能になり、今回 ジルコニアの作製コストを下げる設備の導入という、願いが叶いました。全ては、セレックから始まっています。ジルコニアに関しても、セレックを使用して作製していきます。シンタリングファーネスの導入に伴い、大手メーカーに依存しない形で作製が可能になりました。
 
これら、セラミック、ジルコニアなど天然歯により近い、メタルフリーの歯科治療が主流になっていきます。それが、世界水準、ワールドスタンダードであることは北欧、欧米の最先端医療を見ても明白です。
そして、歯科技工のあり方も、従来の手作業からコンピューター化されていきます。
年末の研修を聞いて思ったのは、今年は、ハートフル歯科にとって、歯科界にとってデジタル元年になるんだぁということ。大きな進化は、歯科界や患者さんにとって大きな福音をもたらすことでしょう。デジタルデンティストリー、歯科のIT化が進む年になるのです。
セレック(CAD/CAM)が従来のアナログ技工からデジタル技工に変わる、象徴になっていくと信じています。
 

これがデジタル放送の象徴、東京スカイツリーです。(画像中央です。小さくて申し訳ない・・)
デジタル放送、デジタルデンティストリーと今年は、新デジタル元年になることでしょう。お正月に東京スカイツリーを見て 重ね合わせてしまいました。
 
ハートフル歯科は、空に飛び出すスカイツリーのように 患者さん一人一人の心の中でNo1を目指していきたいと思います。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科