オール・セレックになった日
左の上下に実は、金歯が残っていた。
数年前から気になっていた。
治したい。
でも、誰に頼めば良いか。
ハートフル歯科でやるには、自分の手を止め、一緒に働く先生の手を止める。
そんなに予約に余裕は、ない。
悩みながら数年間。
昔は、妻のミナ先生に頼んでいたが、妻は、子育てと矯正治療で手が空かない。
そんな時、細菌足の側面に水泡ができた。
水虫? 焦った。
5月のこの時期 指の間ならともかく、なぜ!
薬を塗ってもなかなか治らない。
もしや、金属アレルギーかも。
僕は、アレルギー体質のため ありうること。
寒気がした。
「自分に限って!そんなことは、ない。」
でも、心配になって。金属除去を決めた。
自分の休みの日に、患者さんに交じって予約を取る。さすがに恥ずかしいので、仕事のふりして診療室で待っていた。それを繰り返した。忙しくなると、僕の治療は、後回し。
麻酔が切れると、しみてくる。また、麻酔を追加する。
何度も何時間も麻酔が続く。 そんな麻酔の仕方をしたらいけないのをしりつつ。
術後、歯肉が相当痛くなった。痛み止めを飲みながら次の日は、一般診療を行った。
そんな、なが―いワンデーセレック治療を2回の行い。完全に金属は、なくなった。
それから、1か月。
水泡は、消えた。
金属アレルギーは、遅延型アレルギーのために ある日突然現れる。(花粉症と同じタイプです。)
金属との接触が多いとなりやすい。
特に中高年の女性は、口紅やファンデーション、貴金属など毎日接触しているので発症が多い。
僕は、結婚指輪も金属アレルギーになるのがいやで使用してない。
時計のバンドもラバーに変えている。でも、なってしまった。
もう、あんまり心配しないですむと思うのですが、
自分自身に降りかかった、金属アレルギーから 患者さんにもお話をしてきたいと思います。
今回、忙しい中 僕の治療をハートフルの全ての先生が関与し、全ての技工士が連携して作製してくれました。
メンバーが僕に安心を与え、特に確認しなくても問題ない治療を行ってくれていました。
みんなの成長に感心し、治療が受けられたことに感謝しています。
ハートフルにかかる患者さんには、先生、歯科技工士の誰に当たっても心配しないでかまいません。
自分の経験から、お墨付きを出せると思いました。
治って良かった、アレルギー。
そして、メンバーの力を見せつけられました。
みんな ありがとう。
下田孝義