インプラントの光機能化は、チタン合金製のインプラント本体を、手術直前に特殊な光で処理することにより、インプラントが骨と結合する能力やインプラント体の周囲に骨を形成する能力、いわゆる骨結合(オッセオインテグレーション)能力を飛躍的に高める技術を言います。

この現象、効果、ならびにメカニズムは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)歯学部の小川隆広教授により発見された。骨との結合を高める効果が大きいこと、インプラントの生物学的老化の問題を解決できるという観点から、その治療学的意義にも大きな期待が集まっている。

チタンに見られる生物学的老化(製造されて時間が経過すると表面性状の劣化)に伴う親水性の低下、そして、光機能化による超親水性の再生が認められています。
チタンディスクに10ミクロンリットルの水を滴下したときの写真。作成直後には超親水性を示すチタン表面は、時間経過に伴い、徐々にその能力を失い、28日後には、疎水性と変化する。しかし、消失した親水性は、光機能化を施すことによって再び発現する。

結果、インプラントを骨に埋入してからの初期の段階において、光機能化インプラントは、そうでないものと比較して、2.5倍から3倍以上の骨との接着強度を示すそうです。

ハートフル歯科で行うインプラント治療においては、全ての症例でこの光機能化された状態のインプラントを使用することになりました。

   

直接目に見えないインプラント体の表面。その効果。今までもインプラントの脱落の経験は、少ない。従来のままでも良いのかもしれない。しかし、少しでも良い結果を求めて、光機能化を導入しました。

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医療法人社団徹心会ハートフル歯科