今年は、歯科バッシンシグの年でした。
今年は、歯科バッシンシグの年でした。
読売新聞から歯科の衛生面の問題を2回も指摘される厳しい年となりました。
ハートフル歯科では、タービン滅菌器と電解殺菌器を導入しておりす。
「安心して下さい。やってますから!」
と、対策は講じてあります。
元々メンバー用のトイレのあった場所だった事が幸いして
水の給排水が、簡単な工事で取り付けられました。
このような厳しい基準を求められているのは、世界的にはあまりないようで
少なくともドイツとアメリカでは、ここまで厳しくないと言われています。
手術室ではないので、事業規模の小さい開業医にそこまでを要求しないそうです。
今年は衛生面の問題を指摘され、歯科にとって社会的に厳しい基準を求められてきております。
短時間の滅菌器が納期1年待ちだったり、100万以上するクラスBの滅菌が飛ぶように売れて、
世界的には、買占めのような状況になっているようです。
日本だけの厳しい基準に、販売メーカーの対応がついていけていないようです。
3年くらい前のインプラント使い回し事件はひど過ぎて、
報道もやむ得ない状態ですが、小さい開業歯科医にそこまでまとめられるのも
如何なものかと頭を痛めます。
ただでさえ、working poorと言われていいます。
資金的な体力のない歯科医院にムチを打つ形になってしまっています。
報道されて、半年が経過しました。
しかし、
結局の所、施設基準として罰則規定もないので、
多くの歯科医院では、無視されることとなりました。
「喉元過ぎれば、熱さ忘れる。」
という諺にもあるように、平均的な歯科医院に存在する設備とは、なりませんでした。
しかし、面白いもので、
インプラント使い回し事件の報道後には、自信のない歯科医師は、
インプラント手術をやめたそうです。
消費者とし、患者さんも目を覚まし、見る目が育ち、しっかりとした技術や知識を持たない
歯科医師がインプラントをする状況は、辞めざる得なくなったそうです。
今回の歯科医院の衛生面の問題も、社会問題化しました。
ハートフル歯科のプログだけでなく、多くの歯科医師がネット上で話題したこともあり、
同様に一般的に意識の高い方には、浸透していっていくことでしょう。
少なからず滅菌器の製造が間に合っていない状況を説明するには、
意識の高い歯科医院には、標準的な設備となってきたと言えるでしょう。
数年前のインプラント使い回し事件同様に、歯科医院の施設基準の見直しにつながり、
国民の医療の質の向上に間接的には、貢献する記事であったという事でしょう。
患者さんが歯科医院を選ぶ際の、指標にはなったんじゃないでしょうか?
全ては、患者さんの笑顔の為に・・・
下田孝義