三鷹市のハートフル歯科医院、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科医院、三鷹ハートフル矯正歯科医院の理事長下田孝義です。

ハートフル歯科医院は、開業以来10年間 改装、改装を繰り返し使いやすく進化、発展的に進んでまいりました。
最後に大きく改装したのは、2011年の震災の年でした。
思い残す事なく、仕事に打ち込みたいと改装を決めたのを思い出します。

それから5年間、根管治療を中心に据えた一般治療の強化の一環として、CT室を改装してマイクロスコープ根管治療ルームを設置しました。

もう2年前になります。

時間が経つと色々と変わるものです。
CADCAMの機械が増え、機能が高まり、ニーズも変化してきます。

その変化に対応できるように、多くの被せ物が歯科技工士さんの手で作られるのですが、その技工士さんの活躍の場を広げる事としました。
また、歯科衛生士さんが定着し、歯周病患者さんの増加に伴い、衛生士さん用の治療椅子(1台)増やす事としました。

4番

開業時に2台で始まった、ハートフル歯科ですが、今は亡き祖父の意思から、
今のような大きなテナント(42坪)で始める事となりましたが、当時の感覚では、新規開業は、

20〜25坪、と言われその常識の中で祖父と会話した事を思い出します。
「どうせ、やるなら 大きなスペースで精一杯やりなさい!」と背中を押してくれた事を思い出します。
開業した頃、大きなテナントがガランとしていて、働くスタッフも少なく、患者さんも乏しい状況で、寂しかった事を思います。

改装して2年間が経過した頃の話:
40歳を過ぎ、あまり多くを望まなくっていた僕は、ハートフルの当時の現状に満足していました。
治療椅子が、足りずに患者さんをお待たせしている現状を冷静に考える事が出来なくなっていました。
『井上先生に南口院に治療椅子を増やせませんか?』
驚きました。
「これ以上、どこに椅子を増やすの??」
マイナス方向の心の声!  
いつのまにか、安定、保守的、消極的、になっていたのです。
「ガーン!」と頭を叩かれた気がしました。

そこで再点火された、「ハートフル魂の炎」が原動力となり
また 走り出すのです。
マイクロスコープ根管治療ルーム(治療椅子1台)を新設し、念願の中央通りテナントを借りることが可能となり、昨年12月 矯正専門歯科医院新設(治療椅子4台)とあいなりました。
さらに今回の改装で、南北、キッズ、矯正院 合計18台の総合歯科グループとなります。

また、さらに技工士さんも増えてきたので歯科技工士机を新設します。

技工室

歯科技工士さんの技工机は、矯正院、北口院にもあるので、合計4箇所となります。

全国の歯科医院では、歯科技工学校の数の減少、離職率の増加など社会問題には、まだなりませんが 

多くの問題の種を腹んでいる現状があります。
ハートフル総合歯科グループでは、現在6名の歯科技工士が活躍しています。
歯科治療の医療レベルの向上には、歯科技工士さんの存在は、必須となります。
一人では、できない歯科治療だからこそチームの力が求められます。

南口院では、今回のリノベーションで技工用CADCAMが同時に2箇所で稼働し、歯科治療のデザインが可能になります。
また、夏に向けてCADCAMカメラの購入も予定しております。
そこでミリングマシンも増加します。診療速度を改善予定です。
「1day Treatment」を柱とする歯科治療を中心として行っておりますが、従来の小さい歯や被せば歯だけなく、インプラントも「1day」で対応しようと目論んでいます。
南口院では、ミリングマシンが2台になります。家具を改造して、ミリングマシン置き場を新設します。

ダック下

前歯の6本症例などももっと素早く機械加工が可能になるので、技工士さんの詳細な加工に時間が取れるようになるので仕上げまでの時間は、同じでも仕上がりの質の向上につながります。
また、今後、3Dプリンターを使った模型を使用して、前歯の製作、調整がなされるようになります。
現在は、石膏模型を作り、デジタル印象で製作していた歯をあてて詳細の調整を行っておりましたが、

従来の型取りで起こした石膏模型は、変形が大きく、CADCAMで製作したセラミックが戻らないにもかかわらず人の手で調整しなんとか合わせ、形態修正、仕上げを行っておりました。しかし、それもカメラ撮影されたデジタルデータをそのままに模型に起こすので、3Dプリンターの再現性が向上すれば実質誤差0が可能となります。
画期的な進化を感じることとなるでしょう。もうすぐです。
そのような将来を見据えた、今回のリノベーションとなります。

今までの改装は、歯科医師側、僕の要望でのリノベーションが繰り返しておりましたが、今回の改装は、衛生士、技工士のための改装です。
初めてです。
「人は、力」だと認識し、多くのハートフルメンバーに恵まれ、成長していることを感じます。

2年前までの現状に満足し、守りに入っていた
僕の目を覚ましてくれた、井上先生には、感謝します。

全体的にCADCAMの治療が進化することになったので、それに合わせ機材を増やし、人の補充も進めております。
また、社員教育として、新しい技工士用のCADCAMソフトウェアの研修にも参加してもらいます。

2016年 ハートフル総合歯科は、また 大きく成長します。

全ては、患者さんの笑顔のために・・・

下田孝義

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科