3月1日より、診療時間を6時半までとさせて頂き2ヶ月が経過しました。
ご迷惑をおかけしていた方もいらっしゃると思います。写真のように平日10時半、休日診療をしている歯科医院もあるようです。10時30分の診療時間の告知の10の文字が10になっている事をも注目下さい。30よりも小さい半角10の文字!
9時30分を10時30分に更に遅くまでに変更した様子です。

歯科医院が、増加する一方で、「より利便性を高め」生き残りをかけているのかもしれません。

 

診療時間

 

ハートフル総合歯科グループでは、より良い人材の確保、育成の為に診療時間を早めました。
そうは、言っても行き届かない点、ご不満のある方もいらっしゃると思いますが、皆さんには、ご指導ご鞭撻をお願いします。

ハートフル総合歯科グループは、僕  1人ではまかなえません。一緒に働くメンバーやその家族支えられ、運営されています。
僕にとっても、夜間、休日は、可愛い娘や元気な息子と過ごす貴重な時間、リフレッシュさせてもらっています。

コンビニエントな部分を求められている事実もあるとは、思いますが、少子高齢化を踏まえ、日本人の働き方も変わって来たこともご理解下さい。

ドンキホーテが、24時間やらない、ファミレスも深夜、早朝は、閉店している所が増えています。
このプログを読まれる方も日本全体が変わっている、欧米化して、夜間、休日の過ごし方が変化していることにお気づきだと思います。
高度経済成長以来、「働きバチ」と言われた長時間労働、サービス残業有りという戦後の文化が、東日本大震災以降、日本の古来より息づく「家族との絆」を大切にする戦前のような家族中心の文化に戻りつつあるように思います。
近年、す○家、○通での過労死問題から「ブラック」と言われる言葉も発生しました。

皆さんへ、より良い医療を提供する為にも、
メンバーが家族と過ごす時間やプライベートな時間を考え18時半までの診療時間で、やっていきたいと思います。
「ワーク・ライフ・バランス」を大切にしていきたいと思うようになりました。

写真の診療室では、10時半まで診療時間が伸ばすことで、患者さんを確保しているということでしょうか?
しかし、逆に 働き手を確保する困難に見舞われるはず。
歯科医師1人でやっているのか??
歯科衛生士、歯科技工、受付など1人でこなすことになります。1人では、より良い医療の「限界」を察してしまいました。

「高度な設備が、医療の質を決める」と再三 プログにも書きますが、その高度な設備を維持する為にも「神輿を担ぐ」多くのメンバーが、必要です。

利便性を、重視して、1人で夜間、休日まで診療することで、コンビニエントには、なります。しかし、人の確保が、困難になり、結果、設備の維持が不可能になります。コンビニの様に外国の方を雇い入れても、コミニケーションが困難だったり、ライセンスの問題も発生します。

病院の様に深夜、救急でも人道的な働きたいとモチベーションの高い人材が、そもそもいれば良いのですが、この業界には、その時間帯でも頑張りたいという若い人が集まって来ません。

 

「高度な設備を維持し、有資格者を雇い、患者さんの期待する医療の質を高めていく!」

診療時間を適正化することで、患者さんにも納得して頂ける人財を育成し、「より良い医療」を目指していきたいと思います。

全ては、患者さんとメンバーの輝く笑顔の為に・・・

下田孝義

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科