ハートフル歯科には、マニュアルがあります。
マニュアルとは、「野球の素振り」だとMs歯科の荒井先生は、よくおっしゃいます。

試合の前に練習しない選手は、いません。素振りをしたことのない、バッターは、いません。
そう、カーブが来るか、ストレートが来るかは、試合では、分かりませんが  素振りは、いつも同じで必ずやらないといけません。

振らないとボールは、バットに当たらない!
しっかり振りきらないと、ボールは、飛びません。
素振りが、上手に出来ることがバッターボックスに入る最低条件なんだという意味です。

4月に新人を迎え入れるにあたり、ハートフル歯科では、マニュアルを更新しています。常に新しい機材が、入り、院内の状況は、アップデートしていきます。
そこで、マニュアル作りを通じて、1年間で進んだ部分について形に残していきます。マニュアル作りを通じて、組織に知識を浸透させます。
医院の力としていきます。

素振りが出来る等になったら、本番です。
患者さんを前にすると、毎回 本番です!
練習試合は、ありません。
「失敗は、成功の元」と言いますが、失敗を許す患者さんは、いません。
だから、僕らは、十分な「素振り(模型練習や相互実習など)」を行なった上で、試合にのぞみます。
「成功体験を積み重ねて成長する。」
をテーマに後進の指導にあたっています。

今回は、マニュアルの一部を公開します。

インプラントの型を取る、シリコン印象についてです。

「シリコン印象は、主にインプラントの印象に使います。
シリコン印象材は、詳細部分を取るソフトと大部分を取りソフトシリコン印象材に圧をかける、レギュラー2種類を使用しています。

まず、口腔内に使い捨ての型枠を試適します。
次に、シリコン印象材が、練る準備を確認します。

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これは、レギュラーシリコン印象材を練和する3M社のペンタミックスです。気泡を入れずに大量の印象材を練ることが可能です。
これは、まず残量の確認が必要です。

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小さいですが左側に赤いゲージがあります。そこで残量の確認ができます。練和している途中で、材料が足りないことにならないように、最少残量のメモリがついています。

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次に、ソフトのシリコン印象材の確認をします。残量があるか、先端を交換してあるから見るのです。写真は、使用後の状態です。この場合は、交換します。

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先の部分がしっかり取り付けられていないとこのようにあふれてしまいます。
注意しましょう。

 

ソフト、レギュラー共に準備が整ったところでレギュラーシリコン印象材を、練和を始めます。
機械練和なので、スイッチを押すだけで練り上がります。

練り始める前に、「今から、印象材練ります。」と歯科医師の先生に向けてインカムで声かけしてください。野球のフライが、上がった時と同じです。

レギュラーの印象材は、写真のように練和機の先端を本体に押し付けながら稼働しないと基材と硬化剤が、混ざらないことになり、硬化しなくなります。気をつけて下さい。」

昔は、硬いシリコン印象材を手で練っていました。違いたくなるほど、キツかったです。今は、押すだけなので便利になりました。

このマニュアルは、歯科助手が、入社してすぐにインプラントの印象をする際に気をつけなければない部分にフォーカスして、作成しながら作られます。

院内では、マニュアル作り(素振り)を行い。
新人教育にあたりたいと4月に向けて、準備しています。

歯科助手さんのサポートなくして、歯科治療は、上手くいきません。細々と出来ないことを怒るのでは、なく。マニュアル作りを通じて、仕事の仕方を指導していきたいと思っています。

野球に例えましたが、女性には、難しかったでしょうか?卓球でも、素振り、ダブルス戦なら声かけありますよね。

ハートフル総合歯科グループは、4月の新人を、迎え入れる準備中です。

昨年も何名かの方が急に退職されました。ご迷惑をおかけした方もいらっしゃいます。年末のCSアンケートでも、お叱りを受けました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
しかし、「真の安定経営とは、変化し続けること」だと考えています。
常に改善を求め、進化していこうとする姿こそ変化するハートフル歯科だと思っています。皆さんの期待に応えられるように常に最新の医療を提供していきたいと思うからです。
変化についていけない方が出ることも致し方ないと思っています。人の入れ変わらない組織に成長は、ない。と言われています。
ある一定率、変化を求めない方がいるからです。

全ては、患者さんの笑顔の為に・・・

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科