歯科医師臨床研修 マイクロスコープを使いこなそう
こんにちは。ハートフル総合歯科グループの歯科医師、遠藤和樹と申します。
本日は、マイクロスコープについて書きたいと思います。
歯内治療の三種の神器は「マイクロスコープ」「NiTiファイル」「歯科用CBCT」と言われています。これらを使いこなすことで、歯内治療の再治療の頻度を抑えることが可能です。
また、歯内治療だけでなく、形成やスケーリングなど幅広い用途で使うことできます。
患者さんのデンタルIQは向上しているため、「マイクロがある歯科医院」で検索して来院される方もかなり多いです。
まだどこの医院にもあるわけではないマイクロスコープですが、今後普及率が上がってくると、それを上手く使いこなせることは、必須のスキルになるのではないでしょうか。
歯科医師になったら、最初の3年が大切とよく言われるかと思います。
3年間マイクロなしの環境で診療していて、4年目からいきなりマイクロを使い始めようと思うでしょうか。
患者さんのニーズがマイクロにあるとしたら、それとズレた環境では成長することは出来ないと思います。
ホームページを見ていただけるとわかると思いますが、ハートフル歯科医院はマイクロスコープを多用しています。
研修先を選ぶ際にも、マイクロスコープがあるかどうかは気になるポイントなのではないでしょうか。
先日も学生さんが見学に来てくれましたが、マイクロスコープのある環境を探しているとのことでした。
現在、南口院には全ユニットにマイクロスコープが備え付けられています。
そのため、院長だけが使用できて、若手は触ることができないと言う状況には絶対になりません。
むしろ、しっかりマイクロを覗くように指導してもらっています。
マイクロが使いこなせるようになるためには、200時間かかると言われています。
治療中ずっと覗いているわけではないですので、200時間を達成するにはかなりの日数がかかりそうです。
最初は覗いてピントを合わせるところから。アーム調整の仕方、ミラーの置く位置、角度など。
私自身、より上達できるように、日々鍛錬を積んでいきたいと思います!