お正月中デジタル義歯のことを考える。
偉大なIT界のイノベーター(スティーブンジョブズ)は、
「バラバラの経験は、次第に何らかの形で繋がる。点と点を繋げて線を引こう」
と、歴史的な名言を遺した。
僕の人生は、アナログの入れ歯作りから始まり、インプラントへと興味は変わっていった。
そのうち、CAD/CAMに出会いセラミック治療、デジタルインプラントオペへと道は続いていた。
デジタル矯正も始まり、通院のいらないリモート矯正へと進化した。
一周回って、デジタル義歯へと戻っている。
点と点を繋いで、線にしよう!
その線が縦糸、横糸になり、布となる。
その布は、人を温かく包み、噛める喜びを与えてくれるだろう。
また、傷を癒やし、痛みから解放してくれるはずだ。
織りなす布は、明るい歯科医療の未来の世界をキレイに彩ってくれると信じている。
大学を卒業して、25年が過ぎた。
無駄な経験など一つもなかった。
スティーブンジョブズの自伝を読みながら、中島みゆきの「糸」を聞く。
お正月は、デジタル義歯までの道のりの思いにふける。
新しくチャレンジするリスクなど、些細なものでしかない。
前に進もう!
全ては、患者さんの笑顔のために・・・
下田孝義