先日、AO4(オールオン4)の第一人者であるパウロ・マロー先生の来日セミナーに参加してきました。

世界のトップレベルの治療を学ぶことができ、とても刺激を受けました。

特に印象的だったのは、デジタル技術の進歩です。

CT、口腔内スキャナー(iOS)、X-Guide、FastMap、CAD/CAMを組み合わせることで、手術から補綴までが一つのデジタルワークフローとして完成しつつあります。

さらに、試作段階ではありますが、ロボットによるインプラント埋入も紹介されていました。

歯科医療は確実に次の時代へ進んでいることを実感しました。

また、即時荷重の魅力も改めて感じました。

歯がない期間をできるだけ短くし、その日のうちに固定式の歯を入れることで、患者さんはすぐに食事や会話を楽しめます。

これは患者さんのQOL(生活の質)を大きく向上させる素晴らしい考え方です。

一方で、私が興味を持ったのは補綴(被せ物)の考え方でした。

デジタル技術は「最初に正確に作る」ことは得意ですが、患者さんのお口は年月とともに変化します。

だからこそ、

・修理できる
・改良できる
・将来の変化に対応できる

そんな補綴設計も非常に重要だと感じました。

私自身が長年取り組んできたTRINIA(トリニア)は、そのような長期的な視点と相性が良い材料だと再認識しました。

世界最先端の技術を学びながら、自分の診療スタイルを見直す良い機会となりました。

これからも新しい技術は積極的に学びながら、本当に患者さんのためになるものを取り入れていきたいと思います

下田孝義

医療法人社団徹心会ハートフル歯科