外科をやってきて本当に良かった 〜教科書だけでは学べない世界がある〜

今回、インプラントのロボットオペを見ていて、
私は若い頃に外科を経験して、本当に良かった。
外科は教科書どおりにはいかない
歯科大学では外科を学びます。
教科書も読みます。
しかし、実際の臨床では、
教科書に書かれていないことが本当にたくさんあります。
例えば、
・出血したらどうするか
・骨が思ったより軟らかい時はどう判断するか
・初期固定が取れなかったらどうするか
・骨造成をどこまで行うか
・縫合はどこに力をかけるか
こうしたことは、
現場で経験しなければ身につきません。
良い指導医との出会いが重要
外科は危険も伴います。
だからこそ、
良い指導医のもとで学ぶことがとても大切です。
安全の考え方。
術中の判断。
トラブルへの対応。
これらは、本だけでは学べません。
私は、多くの先生方から学ぶ機会に恵まれました。
それが今の自分の土台になっています。
外科をやらない先生も多い
同期や友人を見ても、
インプラント外科まで続けている先生は決して多くありません。
外科は難しい。
責任も大きい。
教えてくれる環境がない。
そうした理由で、一般診療を中心にされる先生もたくさんいます。
それも一つの選択です。
一方で、外科を学び続ける先生には、また違った価値があります。
AI時代だからこそ思うこと
今回、ロボットオペを見て思いました。
ロボットは計画どおりに埋入できます。
しかし、
予定どおりにいかなかった時は、
結局、人間が判断します。
その判断力は、
何十冊の教科書よりも、
一人の良い指導医と、
数多くの臨床経験が育ててくれます。
だから私は、
若い頃に外科を学んで本当に良かった。
そう、心から思いました。








